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生活や仕事で使用する電池、用途に合った種類を選ぶことで、コスト削減に繋げる事ができます。 また、機器を効率良く稼動させ、安定性やパフォーマンスを最大限発揮させることにも繋がります。 種類 一次電池(乾電池) 使い捨て電池と言われる電池。 パワーのあるアルカリ電池、タフなマンガン電池があり、 アルカリは電力を多く消費する機器向け、マンガンは省電力の機器向けです。 自己放電が少なく、保管などにも向いています。 二次電池(充電池) 充電を行い繰り返し使用できる電池。 一次電池よりもパワーとタフさがある製品も多く、繰り返し使えるので、 毎日使うならばランニングコストは一次電池よりも抑えられます。 しかし、一次電池と比べ高価なので、使用頻度が少ないならコストは嵩む事も。 |
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アルカリ乾電池 アルカリ電池は、一度に大量の電力を使用することに適しており、 自己放電の特性から保管や長期間の使用には向いていません。 毎日使う懐中電灯や高出力な懐中電灯、充電器、無線機、ラジコン向けです。 リモコンや時計など、出力の小さな機器または、たまに使うような機器には適しておらず、 機器が正常に動作しないことや、電池の消耗が激しくなる場合があります。 使用推奨期限が表記されており、保管の際には注意が必要です。 |
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マンガン電池 マンガン電池は、安価で、長期間の保管が利き、時間を置くと少し電力が回復しますが、 一度に大量の電力を消費する機器には適していません。 保管・低出力な機器・使用頻度の少ない機器向けの電池で、 時計(一部を除く)・リモコン(ラジコン用などは除く)・非常用懐中電灯(高出力品を除く)に適しています。 逆に、キャンプなどに長時間懐中電灯を使用したり、充電器などには適していません。 機器は正常に動作しますが、アルカリ電池使用時よりも動作時間は短くなるでしょう。 使用推奨期限が書かれていない電池もありますが、長期間の保管の際には液漏れに注意が必要で、 機器に入れっぱなしにしておくと、液漏れを起こして機器を破損させることがあります。 |
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エボルタ乾電池 アルカリ電池の高性能版の様な電池で、アルカリ電池よりも少々値が張りますが、 それなりに性能が高く、保存もアルカリ電池に比べて10年以上の保管が可能です。 マグライト6Dクリプトン球にて、 同社のアルカリ電池は15時間連続点灯、エボルタは30時間連続点灯でした。 使用頻度が少なく保管を重視しつつ、時には長時間使用するような使用に向いており、 月に一度のキャンプや非常用の懐中電灯などにも向いています。 |
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充電池 eneloop/CycleEnargy(eneloppのOEM)1900mAh/1.2V 繰り返し使用が可能な電池で、大量の電力を必要とする機器に適しており、 機器によればアルカリ電池よりも長持ちします。 中でもeneloopとそのOEM製品は、自己放電をそれなりに抑えてあり、 リモコンや時計、短期間の保管にも適しています。 私は自転車の前照灯に使っており、ハイパワーなフラッシュライトなので、電池の消耗が激しいです。 大体、乾電池だと1月で16本の消費で約2000円のコストですが、 充電池ならば初期投資の電池と充電器で2000円ぐらい、1年間はコストなしです。 これを1年にすると、乾電池=24000円 充電池=2000円 になります。 この様に、有効な使用をすればコストを大きく抑えることができます。 |
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ダイソー VOLCANO NZ/ReVOLTES 1300mAh/1.2V ダイソーや100円ショップで販売されている充電池で、 自己放電が比較的多く容量も少ないながら、1本105円の安さで魅力的です。 高出力な機器には適しておらず、その動作時間は通常2時間の懐中電灯が30分で使えなくなるほどです。 リモコンや時計に、あまり電力を必要としないが使用頻度が高い機器、などに向いています。 充電器も販売されていますが、作りが粗悪なので、満充電になっても充電が完了せず電池を痛めたり、 永遠と充電し続けるので、管理が難しいなどの問題があります。 はっきり言って、他社の充電器で充電した方が良いでしょう。 その場合、破損・故障は自己責任となりますが、純正の充電器も怖いですね。 JIS規格に合格していないので、急速充電は避けた方が良さそうです。 ちなみに、各店舗でも、売り切れ後の入荷にばらつきがあるので、購入の際には注意が必要です。 |
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電池の保管・携帯 電池は熱により自己放電が進む場合があるので、涼しく湿気の少ない場所に保管するのが良いです。 冷蔵庫は年中冷やすことは出来ても結露もあるので保存には向いていません。 また、予備の電池として持ち運ぶ場合は、画像のようなポーチに個々を絶縁して持ち運ぶのが良いでしょう。 保冷財などがない保冷パックに入れておくのも良いですが、あまり効果がないようにも思えます。 |
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電池の残量確認 電池の残量を確認するには、市販のチェッカーで確認するのが一番です。 特に充電池の場合は、過放電に注意できるという点で重要です。 |
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充電器 充電器は、低速充電器・急速充電器があり、 低速充電器は安価ですが、マイコンの付いていないものもあり、 継ぎ足し充電の際は計算してから充電する必要があります。 また、電流が少ないので満充電以後の過充電時の電池へのダメージを小さく出来ます。 急速充電器は、その特性からマイコンの備わっているものがあり、 電池の満充電を感知し、自動で充電を終了する機器も多いです。 充電器はニッケル水素対応であれば、大抵のニッケル水素充電池を充電可能ですが、 充電器の構造から電池に負担を与える物、急速充電に対応していない電池は注意が必要です。 また、推奨されている充電器以外を使用した場合、自己責任の領なので、注意が必要です。 |