MX-991/U
FULTON

MX-991/Uを購入したお店でジャンクのMX-991があったので、パーツ取りに購入しました。
不良品だった為、あまり使用されずに放出されており、本体の状態はとても良いです。
パーツ取りにするには勿体無いので、結局修理してしまいました。

純正クリプトン球 単一エボルタ 目視20ルーメンほど 20時間ぐらい
NITE-IZE 1WLED 2-6CELL 単一エボルタ 目視50ルーメンほど 70時間ぐらい
本体重量 約200g

先のMX-991/Uと比較すると、Oリングがありません。
これは現行ロッドの仕様らしく、省略されている様です。
テールキャップにはパッキンが入っています。
こちらは変更なしのようです。
クリップは歪んで取り付けてあったので、リベットを削り飛ばしてネジ固定に。
スイッチに不良があるらしく、点灯しないので分解しました。
接点に錆びはないのですが、どうもスイッチが接点に届いてないらしく、板バネをちょっと曲げて完了。
以後、普通に使えてます。
ヘッドのレンズ側にパッキンがありません。
中身は変わってない様子。
リフレクターの外側が若干歪んでいますが、パターンには影響していません。
付属の電球は、2.5V0.3Aクリプトンの純正品で、省電力仕様なのですが、フィラメントが切れていました。
画像の球は2.5V0.8Aキセノン球です。
先のMX-991があるので、これはLED化しない方針で。

現行ロッドの証、クリアのバルブキャップです。
以前のロッドにも使えます。
ヘッド側のパッキンは、リフレクターの後ろに配置します。
スプリングの下の部分が本体の接点と接触して削れていました。
現行ロッドは作りが荒いのでしょうか?
テールキャップの中には予備球が入ります。
予備球は使えなかったので市販の物を入れてます。
フィルターは 青・赤 だけです。減光と拡散は省略されています。
この固体のランタンフックは簡単に展開できました。
先のMX-991/Uと、現MX-991/Uのヘッドを比較します。
上が古い991 下が新しい991

古いタイプは、ヘッドにOリングが備わっており、レンズ側にもパッキンがあるので防水性は抜群です。
新しいタイプは、ヘッド側にOリングが備わっておらずリフレクターの後ろにパッキンがありますが、
レンズ側には備わっていないので防水ではありません。
また、古いタイプはOリングが入る溝と長さがありますが、新しいタイプは省略されており、
無理やりOリングを入れてもヘッドが締まりません。
レンズ側とリフレクター側にパッキンを入れると、厚すぎて締まりません。
ここは薄いパッキンを使うしか手がないですが、市販されていないので自作の道になるでしょう。

現行ロッドの改悪は色んな製品に見られますが、実用品でもそれは変わらないのですね。


2011/04/08


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